第12回 学科試験解説 令和5年度

技能検定 機械・プラント製図(3級)対策

※このカテゴリーは、私が非常勤講師を行っている大阪工業技術専門学校の基礎製図の授業中に行っている資格取得の授業をフォローするものです。(基礎的な製図授業を前期で終了し、後期に行っている授業)

技能検定3級の学科試験は、30問で〇×問題となっています。過去問は、職業能力協会(各都道府県にある)のHPで過去三年分閲覧可能です。一見、機械・電気など3DCADに関するあり幅広く感じるかもしれませんがきっちりと数年分の過去問を理解してれば(問題の丸暗記では駄目)、まず受かります。

解説は動画を見ていただくとして問題を解答をセットして記載しておきます。

【令和5年度学科 問題・解答】

1.日本産業規格(JIS)に規定する製図用紙のA4サイズの短辺×長辺は、210mm×297mmである。:〇

2.図の部品のテーパ角度は、10°である。

3.日本産業規格(JIS)において、製図に用いる製図用器具である三角スケールとは、断面が三角形で3種類の尺度の目盛をもつスケールのことを言う。:×

4.円すいの底面から頂点までの高さの1/2の高さで切断した面の面積は、底面の面積の1/2倍である。ただし、切断面は底辺と平行なものとする。:×

5.日本産業規格(JIS)の材料記号において、機械構造用炭素鋼鋼材を表すS45Cの45は、鋼材が含有する炭素量が約4.5%であることを意味している。:×

6.鋼の焼き入れは、オーステナイト化温度よりも低い温度から急冷して硬化させることをいう。:×

7.物体(固体)に荷重を加えると変形し、荷重を取り除くと元の形に戻る性質を弾性という。:〇

8.片持ちばりの先端に集中荷重が作用した場合には、曲げモーメント線図は図のようになる。:×

9.曲げ応力は、曲げモーメントを断面係数で除して求める。:〇

10.イナートガスアーク溶接は、抵抗溶接の一種である。:×

11.下図において力P1,P2を力Pの合力という。:×

12.液体の粘度は、一般に、温度が上昇すれば小さくなる。:〇

13.温度の単位において、T1K(ケルビン)をT2℃(セルシウス度)に換算する式として次の式は正しい。T2(℃)=T1(K)-200 :×

14.同じ抵抗値の2つの電気抵抗を並列接続したときの合成抵抗は、直列接続したときの合成抵抗の1/4である。:〇

15.塗装における素地調整は、塗装前の被塗装面に対して施す処理である。:〇

16.金属が科学的あるいは電気化学的に、周囲の環境によって浸食されることを摩耗という。:×

17.配管の接合用ねじとして、管用ねじがある。:〇

18.歯車の製図では、歯車の軸に直角な方向から見た図を、主投影図とする。:〇

19.炭素鋼及び合金製締結部品に表示される4.8は、強度区分を表している。:〇

20.限界はさみゲージは、軸用ゲージである。:〇

21.たわみ軸継手は、軸心が合わない場合には使用できない。:×

22.鍛造加工は、塑性加工の一種である。:〇

23.日本産業規格(JIS)によれば、フライス盤とは、フライスの使用して、平面削り、溝削りなどを行う工作機関のことである。:〇

24.シリンダゲージは、外側の測定に用いられる。:×

25.ブリネル硬さを表す記号は、HVである。:×

26.ボイラとは、密閉した容器内で水等を加熱し、高熱・高圧の蒸気又は温水を作り、他へ供給する装置である。:〇

27.三相誘導電動機は、その回転子の構造の違いから、かご形と巻き線形に大別される。:〇

28.導線の電気抵抗は、導線の長さと無関係である。:×

29.日本産業規格(JIS)において、CAMとは、製品の設計に関する規則又は方法をプログラム化して、コンピュータを利用して自動的に行う設計のことである。:×

30.シェーディングとは、三次元形状の投影図において、実際には隠れて見えない線を表示しないことである。:×

【くろたかの機械設計講座】 技能検定機械プラント製図(3級)対策⑫
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