第7回 学科解説 令和4年度

技能検定 機械・プラント製図(3級)対策

※このカテゴリーは、私が非常勤講師を行っている大阪工業技術専門学校の基礎製図の授業中に行っている資格取得の授業をフォローするものです。(基礎的な製図授業を前期で終了し、後期に行っている授業)

今回は、学科試験を取り上げます。

技能検定3級の学科試験は、30問で〇×問題となっています。過去問は、職業能力協会(各都道府県にある)のHPで過去三年分閲覧可能です。一見、機械・電気など3DCADに関するあり幅広く感じるかもしれませんがきっちりと数年分の過去問を理解してれば(問題の丸暗記では駄目)、まず受かります。

解説は動画を見ていただくとして問題を解答をセットして記載しておきます。

【令和4年度学科 問題・解答】

1.日本産業規格(JIS)に規定する製図用紙のA3サイズの短辺×長辺は、420mm×594mmである。:×

2.はめ合わせた時に、穴と軸とのすきままたは、しめしろのいずれかができるはめ合いを中間ばめという。:〇

3.日本産業規格(JIS)によれば、テンプレートとは、図や文字をならい書きするときに用いる薄い板を言う。:〇

4.円すいの底面から頂点までの高さをHとすれば、底面から1/2Hの高さにおける切断面の面積は、底面の面積の1/4倍である。ただし、切断面は底辺と平行とする。:〇

5.日本産業規格(JIS)の材料記号において、FC200のFCは、ねずみ鋳鉄品を表す。:〇

6.一般に、炭素鋼の焼き戻しの目的は、鋼を硬化させることである。:×

7.衝撃荷重は、動荷重の一種である。:〇

8.図に示すはりの固定端A点に生じる曲げモーメントの大きさは、2Pℓである。:〇

9.Mを曲げモーメント、Zを断面係数とすれば、曲げ応力σを表す式は、次のとおりである。 σ=M/Z :〇

10.スポット溶接は、電気抵抗溶接の一種である。:〇

11.力Pを示すベクトルの長さは、力の大きさを表している。:〇

12.液体の粘度は、一般に、温度が上昇すれば大きくなる。:×

13.一般に、金属は、木材より比熱が大きい。:×

14.オームの法則によれば、電圧E(V)を一定とした場合、電流I(A)は、電気抵抗R(Ω)に比例する。:×

15.アルマイト処理とは、アルミニウムに施す処理のことである。:〇

16.金属が科学的あるいは電気化学的に、周囲の環境によって浸食されることを腐食という。:〇

17.機械製図に用いる想像線は、細い二点鎖線で描く。:〇

18.機械製図に用いる回転断面線は、不規則な波形の細い実線又はジグザグ線で描く。:×

19.限界リングゲージは穴用ゲージである。:×

20.日本産業規格(JIS)によれば、炭素鋼製六角ボルトには強度区分はない。:×

21.チェーン伝動は、チェーンとスプロケットとのかみあいによって運動を伝達する。:〇

22.一般に、溶融金属を型に流し込み製品を作る方法を鍛造という。:×

23.旋盤では、穴あけ加工はできない。:×

24.ビッカース硬さを示す記号は、HBである。:×

25.溶接部の内部欠陥を調べる方法の一つに超音波探傷試験がある。:〇

26.ガソリンエンジンでは、圧縮した混合気を点火プラグの火花で点火し燃焼させる。:〇

27.電気機器の電気絶縁における許容される最高温度は、耐熱クラスを示す指定文字のAとHを比較するとHの方が高い。:〇

28.ダイオードは、一般に、電流を一方向のみに流す性質がある。:〇

29.レンダリングとは、三次元形状の描画において、明るさ及び色を付与して、現実に近い質感を与えることである。:〇

30.日本産業規格(JIS)によれば、CAMとはコンピュータの内部に表現されたモデルに基づいて、生産に必要な各種情報を生成すること及びそれに基づいて進める生産の形式をいう。:〇

【くろたかの機械設計講座】 技能検定機械プラント製図(3級)対策⑦
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